lanケーブルには様々な種類があり、その名称の中に数字が含まれていることが少なくありません。
この数字は様々な意味を持っており、通信速度や接続する機器の通信規格を表現していることが多いので、利用する際には注意して見ることが大切です。一般的に使用されているlanケーブルの多くは、「10BASE-T」と表記されていることが多く、この場合の「10」は10MHzを示しておりその速度の通信に対応できると言う意味があります。
またさらに高性能のlanケーブルには、「100BASE-T」と記載されているものもあり、この場合には全く同じ形状でありながら、通信速度が100MHzまで対応することができることを意味しています。一般的にこの違いはコネクタのピンの材質や、ケーブルの芯線の材質に違いがあり、物理的には全く同じ形状となっているため、その表記を見なければ区別することが難しい場合もあります。
またlanケーブルの中には「10BASE-5」と記載されているものもあり、この場合にはコネクタの形状が全く異なることが多いものです。しかしコネクタの形状が全く同じであっても、基本的にその配列が異なるため、十分に注意をしなければなりません。このようにlanケーブルの数字にはそれぞれ意味があり、これを十分に意識して使い分けないとシステムが接続できないなどのトラブルを招くことになります。
そのため、これらの数字の意味を十分に理解し、購入する場合にはこの記載を十分に確認してから使用することが大切です。