電子機器開発に要する期間と各部門との連携

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電子機器開発では、生産数が極端に少ない製品では無い限り試作品を先行して設計し、デバッグ時に発見された問題点をフィードバックし設計しなおしたものを量産品として出荷します。
このほか、筐体の設計には金型の作成工程も考慮されます。

このため、一般的な電子機器のハードウェア開発に要する期間は、規模にもよりますが仕様検討に二週間から三週間、試作品の基本設計や詳細設計に約一ヶ月、基板設計に二週間程度、試作品のデバッグやフィードバックと量産品の設計に約一ヶ月、量産品の基板設計に約二週間、デバッグや評価に約三週間、環境試験に約二週間としても、生産開始までに四ヶ月から五ヶ月程度必要となります。



電子機器開発では、これらと並行してEMC対策や試験が行われるほか、インターフェースによってはコンプライアンス試験が実施されるなど、出荷までに多くの項目をクリアする必要があります。
また、ハードウェアの動作にはファームウェアが必要となるため、ファーム部門との細やかな連携が必要となります。



例えば試作機の回路設計段階では、ハードウェア設計者は事前に各デバイスのデータシートやマニュアルを読破し、ハード的な部分だけでなく制御方法を理解する必要があります。


これは、効率的なデバッグを進めるために、デバッグ時に必要となるツールの設計を関連部門に依頼するためです。

このため、電子機器開発におけるハードウェア開発部門は、早い段階でファーム設計者の必要工数を見積ると同時に、各デバイスの詳細仕様をファーム設計者に展開することが重要となります。

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